俺は、こういうとき、相手が落ち着いて、ゆっくり、俺の話を最後まで聞くよ、って態度をとってほしいと思ってた。
どもってたときは、本当にそうだった。
そしたら、俺も自分の思ったことを話せたと思うんだ。
だから、同じようにしてみた。
俺「かよさんの話が聞きたいな」
そして待った。
急かしすぎても相手の負担になると思ったので、
俺「別に今じゃなくてもいいよ。次の機会があるならそのときでもいい。その次でもいい。かよさんが話したくなったときに、俺は話を聞くよ」
これは次、会おうとか、まだ連絡取れるよね?という下心が入っていたwww
「・・・・ヒックヒック・・・んふ。」
???
かよさんが、笑った???泣き声だけど、笑った???
かよさんの笑う声はよく聞いてたけど、こんな感じの笑い方は初めてだった。
もっとも、まだグスグスいってたから、泣き笑いだけども。
かよ「俺さんって、グス・・・本当に優しいですね。ふふ。」
かよさんの声が明るくなった。まだ湿っぽいけど、雨上がりの感じかな。そんで、さっきも書いたけど、その声の調子は俺が聞いたこともない声の種類だった。なんかすごく女の子っぽい?っていったらいいのか、どういえばいいのか。
それがきっかけだったのか、自分でも、全く思っていなかった言葉が俺の口から出た。
俺「かよさん、今から会いにいってもいい?」
かよ「え?」
かよさんも驚いたが、俺も驚いたwww
なんで、こんなことを言ってしまったのか?
なにかに釣られるように言ってしまったんだよなぁ。
「かよさんに今すぐ、会いたい!」って気持ちが強かったわけでもないんだよ。
「側にいたい・・・、側にいてあげたい」って感じ。
それが、自然に口に出たような気がする。
そうじゃないと、深夜に女の子の家に行くなんて言えないwww
本当に自然に出た。
かよ「・・・」
かよさんは、また黙ってしまった。
俺は、しまったぁ・・・と言ってしまってから思った。
こんなとき、普通なら、取り下げるよね?なのにさ、俺「タクシーで行くから住所、教えて」って俺は言ったんだよwww
どうして、こんな強気?え?俺が俺じゃないみたいだぞ?
え?え?って感じ。
すげー、俺www。
引き下がる気配まるでなしwww。
なんか、客観的に俺が俺を見てる感じ。
どうしたんだ?俺。
かよさんは、実は嘘をついていて男と住んでるとか、そういう可能性だってあるんだろうにさ。
かよさんは、しばらく黙ってたんだけど、住所を教えてくれた。
それは、OKということでしょ?
というより、「来て」ってこと?
そのときは、そんなことも考えない。
住所を聞いた瞬間、「じゃ、今から行くね?」と言って、俺は部屋を飛び出した。
かよさんのマンションには、タクシーで20分ほどでついた。
タクシーに自分の金で乗るなんていつ以来だろう?
タクシーから降りた俺は、どこにでもあるような、ごく普通の5階建てのマンションを見上げた。
ここに、彼女が住んでるんだ。俺が来てもいいってことは、つまり、一人で住んでるんだ。
エントランスに入って、彼女の部屋番号を押す。
「はい。」
以外に明るいかよさんの声がして、ドアが開いた。
俺は、かよさんの部屋に向かった。
扉が開いて、部屋の明かりが漏れた。
部屋着って感じの服を来たかよさんが立っていた。
かよ「ごめんなさい。」
何故、謝るの、かよさん?
俺は部屋に招き入れられた。
廊下のようなところに、キッチンがついてる、ワンルームマンションでベッドが置いてあると、もう部屋に居住空間がない。
ちゃぶ台みたいな机の前に俺は座った。
かよさんがコーヒーを入れてくれた。
そして、俺は我に返ったwww
(え〜?女の子の部屋じゃん!)
もちろん、俺はこんなシチュエーションは初めてなので、緊張し始めたwww
「側にいたい、側にいてあげなきゃ」って目的を達してしまうと、異常に手持ち無沙汰になり始めたんだなwww
即座に挙動不審モードに入った俺。
女の子の部屋で、二人きり。
嘘だろ?ディスプレイじゃないし、抱き枕じゃないぜ?1メートル・・・いや、70センチ先にその女の子がいる・・・。
なんという、現実。なんという違和感。なんという緊張感。
先に手を出したら、やられる!!
つーか、俺は、話を聞きにきたんだったwww
でも、目の前のかよさんは、思ったより明るい・・・。
目に少し、泣き腫らした跡があったけど。
なんか、さっきまでの「話を聞いてあげなきゃ」ってのが、発動しない雰囲気。
しかし、そんな中、男の形跡があるかどうかだけはチェックしてしまうという悲しい習性www
あと、脱ぎっぱなしの下着とかはなかったなwww
なんだろう、俺もかよさんが落ち着いたのが分かった。
俺が来た意味があったんだ。
無理に話を聞かなくても、彼女は俺が来たことによって、明るくなった!
なんか、今日はそれでいいや、と思った。
小さな達成感と満足感があったし、かよさんが俺を少しは、そう、友人つーか、客以上の人だとは思ってくれてるんだとも思った。
俺達はそれから、YOUTUBEを見たり、雑談をしたりして過ごした。
あっというまに3時間くらいが過ぎた。
もう朝が近いよwww
そのとき、かよさんが、話し始めたんだ。
かよ「このまま起きて始発で帰ります?今日も仕事ですよね?」
職場は9時からだし、俺は職場には私服で行ってるから、ここから直接向かっても30分くらいだから、8時過ぎにここを出れば十分だ。
始発で帰ると、家につくのが6時前、少しせわしないが・・・
かよさんは始発で帰って欲しいのだろうか。
かよ「あの・・・。このままいると、多分、6時くらいに人が来るんです・・・。」
すごく言いにくそうにかよさんが言った・・・。
朝の六時に?それに、言い方からして、来るのは確実に『男』だった・・・。
俺「男の人・・・?」
もう、かよさんの雰囲気で分かってたんだけど、まあそれでも絶対に確かめるのが男らしくないとこだキリッ。
聞きたくなかったけど、聞いた。
彼女は、こくんとうなづいた。
俺「ふーん。」
完全に俺はレ○プ目になっていたwww
レ○プ目ってのは、レ○プされた後の目のことで、レ○プする奴の目じゃないよ。
俺「どういうこと?」(レ○プ目)
かよ「・・・・・。」
非常に言いにくいことなのか。
言いたくないのか・・・。
普段の俺なら、これ以上は他人の事情を聞こうとはしないのだけど、もう、ここまで来た以上は聞くしかなかった。
俺「本当は来て欲しくない人ってどういうこと?」(レ○プ目)
かよ「元彼なんですけど・・・」
元彼・・・!つまり、今の彼ではないということか。そういえば、かよさんの言ったとおりだとすると、こんな仕事をしている以上、恋人なんて作れないと言ってたんだよな。
え〜、でも朝の六時にっていろいろと分かんないよね。
と言っても、深夜に来て、この部屋にいる俺もわかんないけど。
俺「元彼なんだけど・・・どうしたの?」
かよ「来ないでっていっても来るんです。」
俺「つまり、簡単に言うとストーカー?・・・ぽくなってるってこと?」
仮にもかよさんの元彼をストーカーとは呼べないので
「ストーカーっぽい」と表現する俺www
かよ「週に何回か朝に来るんです。多分、昨日来なかったら、今日は来ると思います。」
いったいどういうことだろう・・・?
かよ「元彼は鍵を持ってるんです・・・。返してくれなくて。だから、マンションに入れるんです。」
俺「でも、チェーンキーがあるよね?ドアのチェーン」
かよ「あけるまでどんどんとドアを叩くんです。いつまでもしつこく・・・。」
俺「・・・・」
かよ「近所迷惑だし、最後は、開けるしかないんです。」
ん〜、そして元かれは何をするのかなぁ?
俺「で、元彼は部屋に入ってくるんだ。」
すると、かよさんは、こくんとうなづいた。
俺は唾を飲み込んだ。
ごくんってけっこう大きく鳴ったのを今でも覚えてる。
もう、聞かなくても何が起こってるかは分かりそうなもんだが、さすが童貞。
きっちり聞いてしまうwww
俺「で、元彼は無理やり?」
かよさんはこくんとうなずいた。目からみるみる涙が溢れ始めた。
このときの俺の感情をどう例えようか。
はっきりと、「殺意」だ。
これまでだと、「嫉妬」もあったはずなのに、怒りからくる殺意しか湧かない。
俺がもたれているベッドで、かよさんは、元彼に無理やり・・・つまりレ○プされているわけだ。
いきなり、めまいがしたwww
俺は、生まれて始めてのここまでの「怒り」という感情にぼーぜんとしてしまった。
感情表現が上手くないから、受け止められないんだな。
俺は震える声でかよさんにたずねた。
俺「け、警察には?」
かよさんは黙って頭を振った。
彼女も言葉を出せないらしい。
元彼との問題を警察に言うのもいやだろうし、第一、こういうことは、非常に難しいとネットで見たことがある。
さすが、俺、情強wwwってわろえない。
訴えたりしたら、周囲に知られるだろうし・・・。
流石に親とかには内緒なんじゃないかな、かよさんのこの仕事・・・。
全部ばれる可能性もあるわけだ。
そして、そいつが、あと少しで、この部屋に来る・・・。
かよさんは、嗚咽始めた。
どうすりゃいいんだ・・・。
俺は、生まれて始めてのここまでの「怒り」という感情にぼーぜんとしてしまった。
感情表現が上手くないから、受け止められないんだな。
俺は震える声でかよさんにたずねた。
流石のおれも自然に、かよさんを抱きしめた。
もちろん、スケベな気持ちなんてこれっぽっちもなかった。
俺の人生で初めて女の子を抱いた瞬間だったんだけど。
しかし、かよさん、背が高いから、抱きしめたつもりの俺はユーカリの木にしがみつくラッコみたいだったかも知れんwww
つまりは、かよさんの巨体を上手く抱きしめられず、変な格好になった。
しかし、こんなに背が高いのに、肩とか細いのな。女の子って。
鼻をすすりながらかよさんが泣き止んだ。
いや、まだ泣いてるけど、嗚咽じゃなくなった。しゃくりあげなくなった。
俺は、抱きしめていたかよさんを放した。
そして、俺の方をむいて泣きながら、いつものセリフを言った。
かよ「ごめんね・・・。」
その瞬間、俺の腹は決まった。
追い返してやる。
かよさんは警察には言えない。
もし言うにしても、決心がいるだろうし、すぐじゃない。
しかし、元彼は、今すぐやってくるんだ。
だとしたら、俺しかかよさんを守れないじゃないか。
そして、俺は彼女に質問をした。
俺「も、ももと彼って、どんな人?ケンカ強い???」
意外かもしれないが、俺はケンカはけっこうした方だと思う。
今回のような怒りではないけど、かっとなってなぐりかかったことがあるんだ。
どもり気味で感情をうまく表現できなかったりするとき、言葉で表現できない分、そのストレスが爆発するんだろう。
子供の頃はどもりをからかわれてよくとっくみあいになった。
問題は、ほとんど勝ったことがないだけだ。
かよ「身長は180くらいかな・・・。空手をやってたって言ってた。」
俺「ふーん(レ○プ目)」
怒りは収まらないが、恐怖も湧いてきた。
でも、そのとき、「俺は別にかよさんをおいて帰ることが出来る。そうすれば、元彼と対決せずに済む。それなのに恐怖を感じているということは、俺は対決するつもりなんだ」そう分かったんだ。
第一、俺がいれば、どういう結果になっても、かよさんには手を出さない確率が上がるだろう。
そこまでけっこう、一瞬で覚悟が決まった。
しかし、かよさんは「俺さんにこれ以上、迷惑かけられないから・・・。」と言う。
つまり、「帰れ」ということか。
どうして「助けて」と言わないんだろう・・・。
でも、人って簡単に他人に助けを求められるものではないってことを俺だって身に沁みて知ってるはずなのに・・・と思ったけども。
が、そのときは、思わず俺は声を荒げた。
危機的状況に気が高ぶってた。
俺「でも、かよさん、どうして黙ってたの?」
問い詰めるような言い方・・・。
かよさんは、ビクッとして、固まった・・・。
かよ「ご、ごめん・・・。」
俺はかよさんの反応を見て、きつい言い方をしたことを謝った。
俺「ごめん」
かよ「ごめんなさいなさい・・・。」
なんで、こんな場面で二人して謝りあってんだろう・・・。
俺「誰かに相談したりしなかったの?」
かよさんは、こくんと頷いた。
なんてこったい。
この娘は、元彼に無理やりやられていることを誰にも相談できずにいたんだ・・・。
東京はこんなに人がいるのに。
彼女はひとりぼっちじゃないか・・・。、
彼女の孤独を思うと、俺は胸がしめつけられた。
彼女をリア充と呼んでいいのか、それとも元リア充なのか、それは難しいところだが、現実は彼女、ぼっちじゃん。
つらかったろう・・・。つらかったろう・・・。
俺のように二次元嫁もいないし、ネットもあんまやらないみたいだし・・・。
どんどんどん!!!
そんなやりとりをしていると、ドアを叩く音がした。
かよさんの表情に恐怖と緊張が走る。
俺もマジで怖かった・・・。
俺は、かよさんを座らせたまま、玄関に向かった。
覗いてみると、男が立っている。
こいつか!!!
俺は鍵をあけ、ドアチェーンを外した。
ドアが開いた。
男「誰ですか?」
男が俺に聞いた。
男は、すこしとまどっているようだった。
だが、その長身の男はガリガリだったwww
ガリガリってのは、足の印象だった。
163cmの俺にとっては180cmの男ってのは、塔だよ、塔。
普通の視線で扉を開けると足なんだよ、感覚的にwww
足から見上げると、20歳前後のイケメンが俺を見下ろしていた。
日に焼けててカッコいい。目と眉毛がカッコいい。
しかし、見上げるもんだから鼻の穴が見えた。
俺も「誰ですか?」と聞かれると、困るんだが、この場合は、こういうしかないだろう。
俺「かよさんと付き合ってるものだけど、君は、こんな朝から何の用なの?」
これで、ガリガリが少しは引くかなと思ったら、部屋の奥に向かって、怒鳴った。
ガリガリ「かよっ!お前、付き合ってる奴、いないって言ってたよなぁ!!」
ビビッた。
こんな巨大な男が、俺の頭を超えて怒鳴るとすごい迫力www
俺「ま、まぁ、落ち着いて・・・」
ガリガリ「あんたは関係ないだろう?」
思い切り睨んできた。
俺「俺はかよさんと付き合ってるって言ってるだろ?帰れよ!」
しかし、ガリガリは扉を全開にして、上がりこんでこようとした。
こいつは言葉が通じないらしい。
俺は、そいつを押さえつけた。というより、すがりついたwww
でも、全く、力が違いすぎて、どんどん押し込まれる。
俺「勝手に入るなよ!」
するとガリガリは俺を殴ってきた。
拳が鼻にかすった。鼻血が出た。でも、すがり付いているので、クリーンヒットって感じではなく、案外、平気だった。
っていうか、なんか俺、この時点では冷静だった。
いや、冷静と言うより、感情がなかったwww
もう、どうしようもない。
なんだろう、事態が進行するままって感じ?
でも、これって、俺を殴ったって事は・・・
つまり、ケンカになってしもうたwww
しかも、なんだろう?
事態がただ、ただ進行する感じで、全然、怖くないwww
さっきまで怖かったのにな。説明のしようのない感情だ。
ガリガリは続けざまに俺の頭をはたいたり、肘でぐりぐりして俺を引き剥がそうとしてきた。
そうしてると、男の重心が上がったのか、俺が頭をはたかれたので姿勢が低くなったのか、男のガリガリの足に組み付いていた。
ここで奇跡が起こった。
唯でさえ低い俺がガリガリの足に組み付いて押すと、一気に部屋の外へ押し出すことが出来た。
ガリガリ「ふざけんな、殺すぞ、ごるぁぁぁっ!!」
ガリガリが俺の背中とか頭をぶん殴ってくる。
しかし、なんか、バタッ、バタッて感じであまり痛くない。
こいつ、本当に空手やってたのか?なんて、そのときは考えなかったけどwww
絶対にやってないwww
部屋から押し出して、そのまま、手すりのところまで、押していった。
ちなみに、俺は靴下のままだった。
俺は、顔を上げて殴り合いなんか絶対に負けるんで、とにかくしがみついて押していった。
ガリガリの背中が手すりに当たった。
なおも押してると、
ガリガリ「落ちる!落ちる!」と喚き出したwww
奴の長身がまたも災いしたらしい。
ちょっと低い手すりに背中がえびぞりになっていたwww
すぐには落ちそうではなかったが、頑張って持ち上げれば落ちそうだ。
落としてやる。と思った。
昔読んだ漫画の「宮本から君へ」ってのに、こうしうシーンがあったな、と思った。
もう、後先のことなんか考えてなかったwww
人間、キレルとはこういうことか?
いや、しかし、俺はキレている実感はなかった。
コレで、勝つる!!って冷静に思ってたんだ。
更に思った。
一緒に落ちてやれ!と。
死を覚悟した俺に、ガリガリ、なす術なしwww
ちなみに、ここは二階だ。
階下には自転車置き場。
死ぬかどうかは分からんが、とにかく痛そうwww
しっかり俺に組み付かれて徐々に、手すりに押し付けられ、更に更に、海老反り状態になってきているwww
そのときにはもう、ガリガリは手すりに捕まるのに必死で、全く反撃できないwww
手を離した瞬間に、落ちるからねwww
「ふざけんなこのやろう!」「殺すぞ!!」と喚いていたガリガリは、いよいよ海老反りもきつくなると、「ごめんしゃ〜ごめんしゃ〜やめてしゃ〜」と、なんか言葉にならない詫びを入れ始めた。
俺は顔を上げられなかったが、明らかに泣きが入っていた。
しかし、俺も反撃が怖くて、押すのを止められない。
そんで、本当に俺がキレたとしたら、ガリガリが「ごめんしゃ〜」と謝ったときだった。
どうして、相手が謝るとより腹がたって切れるのか・・・。
それは分からないが、日本の外交と似ているなwww
謝罪は役に立たんのだwwwそれが分かったwww
かよさんだって、こいつに、「止めて」と何度も言ってるのにやめてもらえなかったんだろうし。
後で思ったけど
かよさんは謝ってばかりいる。
だから、酷い目にあってるんじゃないのか・・・。
ついに、ガリガリは本格的に泣き始めたwww
ガリガリ「止めて、お願いします〜怖い〜怖いよぉ、助けてよぉ〜」
そのとき、俺の背中にかよさんが抱きついた。
かよさんはブルブル震えていた。
かよさんが俺を止めようとしている・・・それに気付くのに数秒かかった。
俺はガリガリを放そうとしたが、手足が固まってしまって・・・
死後硬直ってこんな感じか?
それをかよさんが止めても、俺に許してもらえないと思ったらしく、ガリガリは、更に、泣きを入れた。
ガリガリ「はうえでぐだざぃ〜」みたいな。
ようやく、手を放した俺は、それでも中腰の姿勢だった。
もし、ガリガリが反撃してきたら、今度こそ、落そうと思っていた。
かよさんは顔面蒼白で、足がガクガクしていた。
かよ「中に入って・・・」
ガリガリを座らせて、俺はとにかく、これ以上、かよさんにつきまとわないように言って聞かせようとした。
そうだよ、ケンカに勝つのが目的じゃない。
ここで、徹底的に言っておかないと、かよさんが危ないだろ。
俺「お、お、お前のやっていることは、れ、レ○プだぞ?」
相手が完全に戦意喪失してるのを見て、俺は絶好調だったwww
絶好調で、このテンションが限界だがwww
風俗行ったら人生変わった【長編】①←イマココ
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