俺は何も言えなかった。
かよさんが自分なりに頑張ってきたことが、嘘の上に成り立ってたなんてな。
それでも、これはかよさんの問題だもんな。
かよ「でも、私、後悔したくないんです。」
俺「・・・」
かよ「だから、頑張らなくちゃ、ですよね?」
俺「・・・・」
「うん」って言えばいいのか、「無理するなよ」と言えばいいのか・・・。
かよ「私、後悔したくない・・・。だから、自分に誇りを持ってたいんです。でも・・・。」
俺「・・・」
何も言葉が出てこないや・・・。かよさんに独り語りをさせてしまってる・・・。
でも、なんか言わなくちゃ。
一番、独りぼっちにさせてはいけない時じゃないのか?
なんか、もう、何が正しいのか、正しくないのか分からないし、え〜?今、言うの〜?って自分でも思うけど、もう、俺の言えることは、かよさんが好きだってことを伝えることしかなかった。
それだけは確信のある思いだった。
それ以外は、何を言えば分からなかったし。
だから、ここで、思いを伝えようと思ったんだ。
俺「かよさん。」
かよ「はい?」
俺「俺、かよさんのことが好きだ。付き合ってください。」
おお!!!我ながら、きょどらないでしっかりと言えた。
男らしくないか?俺?的な!!
でも、そんな俺とは対照的に、かよさんは、これ以上にないくらい、複雑そうな表情をしている。
そして、ゆっくりと言ったんだ。
かよ「・・・無理です。」
かよ「だって、こんな私、無理でしょぉぉぉ??汚れてるしぃぃ、頭悪いしぃぃ、資格ないもん」
号泣だよwww何度泣くんだよwww
レ○プ目で「さっき、自分を誇りたいって言ってなかった?」
なんて些細な矛盾に突っ込んでる場合じゃないwww
でも、先に書いたように、変に余裕があるんだよ、くだらないことを考える余裕が。
自分でもとまどうけどね。
かよ「もう、私、誰にも迷惑かけたくないし・・・、嫌なの。俺さん、いい人過ぎて、無理だよぉぉ、釣り合わないよぉぉx」
え〜っと、でも、これって、え〜っと、俺が嫌いとか、そういう意味じゃないんだよね?
それが分かると、泣いてるかよさんの横で、変にニヤ~ッとする俺www
鬼畜だわwww自分でもショックだわ、そういう感情が。
でも、とにかくかよさんの言うような理由で、付き合えないなんで、それは納得できない。
俺「じゃぁ、かよさんの気持ちを聞かせてくれよ?俺のこと、どう思ってるの?」
かよ「好きぃ!!好きに決まってるでしょぉ?」
俺「じゃぁ・・・」
かよ「でも、無理でしょぉ、少なくとも今はぁ・・・、ごめんなさぁい!!!」
・・・・・・・・そうか・・・・・時期を待てば・・・・なんとかなる・・・・
のか?
自分の気持ちを抑えて、しばらく待てば、なんとかなるのか?でも、かよさんが好きってのは俺の気持ちで、かよさんへの優しさじゃない。
俺のエゴだよな?
正しさとか、優しさと、一人の女を好きってのは、違うことなんだよな?そのとき、晋作君のあの言葉を思い出したんだwww
<<晋「かよさんはドМですから、そこらへん分かってて下さいねwww」>>
俺「かよさん!!」
俺はかよさんの肩に手を置いて、目をまっすぐに見詰めた。
かよ「・・・え?・・・・はい。」
慣れないよ、こんなキャラ、俺じゃない・・・しっかり意識を持たないと、体が震えるwww
俺「俺は待たないよ。かよさんが好きなんだよ、分かる?今のかよさんがそのまま好きなんだよ。そして、これからは俺が守るから!いいから、付き合ってくれよ。」
かよ「・・・・・・・」
かよさんが、俺を見詰め返してくる。
俺「俺と付き合えって言ってんだよ!俺は、今までのような男と俺は違うだろ?」
かよ「・・・うん・・・そうだね・・・。」
俺「な?」
かよ コクン
俺「俺のこと、好きなんだよなっ??」
かよ コクン
俺「俺も、お前のことが好きなんだよ!」
かよ コクン
俺「なんか問題あるの?」
かよ フルフル
俺「じゃぁ、付き合うよな?」
かよ コクン
自分で言っとく。
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
最後は、なんか押し切ったって感じwww
人って、ほんとうに、ほんとうに、ほんとうに、そのとき、本気で迫れるか?とか、
勇気を出せるか?
で一生の答えが違ってくるもんなのかも知れないwww
晋作君、あんたは神だよ。本当にありがとう。
かよさん、泣き止んだ。
頬が赤く染まってるwww
俺は強烈な愛しさを感じた。
かよさんは、なんて、なんて可愛い生き物なんだろう。
守ってやりたい、守ってやらなければ!という気持ち。
俺は、自然にかよさんを抱きしめた。
体が勝手に動いた。
勝手に動いたからなのか、力の制御が聞かず、思い切り抱きしめたらしく、「うげっ」ってかよさんが言ったwww
だけど、かよさんも俺の背中に手を回した。
初めて抱き合った。
でも、変に中腰で抱きしめたから、俺は姿勢がつらくなり、脚がプルプル震えていたwww
体制を変えるのが、非常に、なにか、雰囲気をぶち壊すような気がしたので、そのまま耐えた。
つか、なんの雰囲気か分からんが。
ものすごい感情がうずまいてるのに、どもらなかった。
かよさんは汚れてなんかいない!って心の中で叫んだんだけど、それを言うと、傷つくような気がして、心の中で叫び続けた。
愛しくて、涙がぽろぽろこぼれた。
狂おしい感情ってこういうことを言うんだろうか。
泣き声が出たのなんて、子供の頃以来だwww
「ふぇぇ」と、泣き声が出るんだよwww
かよさんも泣いているし。
成長した俺は、この状態でも勃起できるようにはなっていたんだけどwww
でも、こんな流れから、エッチな方向にもっていくことは、俺には出来なかった。
自然に、自然に、エッチな方向に持っていくってどうすんの?
どうすんのよ?
俺「かよさん、エッチしたいんだけど」
ってそういうのもありなの?
まさに、今こそ、
「シャワー浴びますか?」
って言ってくれたら、助かるのにっwww!!
結局、その日は、かよさん所に泊まってそのまま、仕事にいった。
かよさんが、なきつかれてぼーっとしてたので、「寝たら?」というと、こくんとうなづいて、ベッドに。俺は、何回か泊まったときのようにラグに寝ようとすると、かよさんがベッドで一緒に寝てというので、腕枕をしてあげて寝た。かよ
さんは泣き疲れたらしく、すぐに寝付いた。
いやあ・・・腕枕ですよ。
すげえいいですね、腕枕!!
男!になった気分ですよ。
朝にしびれますけどね。
足のほう、かよさんの方が俺よりものすごく下になりますけどねwww
すごく男になった気がしましたよwww
次の日、仕事を早く終えて、秋葉原に行くと言うと、晋作君も一緒に行きたいと言い出した。
晋作「日本橋は行った事あんねんけど、秋葉、来てみたかったんですよ!」
俺「晋作君、何気にかなりのオタだもんねwww」
でも、店先で、なにやら変なことをし出した。
ミクのフィギュアを持って、
晋「ライン出てるぅ〜、ライン出てるぅ〜、原型師、そこまでするぅ〜?」
とか、ぶつぶつ言ってる。
晋「俺さん、オタクくん、知りませんの?」
まぁ、その後、ニコ動で見せてもらうんだけど、恥ずかしいから止めて欲しいwww
晋作君は歌を歌いながら道をあるく癖があって、たまに振り返られるんだよwww
晋「主と朝寝がしてみたい・・・で、決めましたか?」
俺「うん、告白して付き合うことになったよ!ありがとう!」
晋「エッチは?」
俺「・・・いや、それはまだ・・・」
晋「あほか、俺さん!!なんで、昨日、せえへんねん!!俺がせっかく気を利かせたのに!!」
俺「だって、そんなきとに、エッチしたら、下心丸出して、やったみたいでしょ!!」
晋「もう、二度目ですよ?そんなんやったら、いつまでたっても・・・あ〜っ、もう!!」
俺「まぁまぁ・・・かよさんの気持ちも考えたら、あのときは出来ないってwww」
晋「違いますやろ?俺さん、でけへんかっただけですやろ?」
俺「まぁ・・・自信ないし・・・www」
そしたら、晋作君が急にマジな顔になって、
晋「俺さん、お願いがあります。」
俺「え?何?」
晋「俺は、今回、少しは俺さんの役に立ちましたよね?」
俺「いや、もう、感謝しきれないよ。いずれ、なんかの形で俺も恩返ししたいとマジで思ってる。俺の出来ることやったら、何でも言って欲しい。」
晋「じゃぁ、これから、その恩を返してください。」
俺「は?」
晋「ほら、俺、俺さんと吉原に行ってみたいって言ってたですやん。」
俺「うん。」
晋「これから、付き合ってもらいたいんやけど。」
俺「は?」
晋「まさか、断りませんよね?今、出来ることなら、何でもやりたいって言わはったばかりやし。いや、金の心配は要りません。俺が誘うんやから・・・。」
俺「ちょ、ちょ・・・それはおかしくない?だって、あのときと事情が違うでしょ?俺には、かよさんが・・・」
晋「かよさんとの前の約束でしょ?俺のは?」
俺「ま、まあ、そうだけど・・・」
晋「男同士の約束ってのは・・・」
もう、こういうときの晋作君の強引さと、相手への詰め寄り方は知ってるよね?
俺は、何故か、吉原に立っていたwww
晋「高級店、いきましょ。大阪にはソープってないんですわ。だから、神戸の福原ってとこに行かなあかんねんけど、高級店で6万くらいなんですわ。でも、吉原って10万位するらしいから、期待してますねん。」
俺「10万???」
晋「こういうのは、やっぱり雰囲気も楽しまんとあかんと思いますよ。すぐ店に入って、やるだけなんてのは、おもろないですよ。」
俺「いや、晋作君、歩くだけでも恥ずかしいんだけど。」
気のせいかも知れないけど、やっぱり、町並みに独特の雰囲気があって、地に足が着かない感じだった。
俺は店に入ってしまえば、別々になるわけだし、風俗で初対面の女性相手にはヘタレ全開だしさwww
そういう意味では余裕があったんだよwww
でもな。
吉原の高級店に行った人、いる???
10万前後の・・・
そんな甘いもんじゃなかったんだよwww
恐ろしいところなんだよ!!
晋作君は周辺を恥ずかしげもなく歩き回った後に、店を紹介する喫茶店みたいなところに入って店を決めた。
俺「なぁ、やっぱり止めない?」
晋「待ってくださいよ、俺さん。俺さん、男ですよね?一緒に吉原に行くって約束は、かよさんよりも先に俺とした約束ですよね?そんで、俺に出来ることやったら、なんでもするって言いましたよね?」
俺「まぁ・・・」
晋「要は、俺さんが俺との約束を守るか、さっき言ったことがホンマかどうか?それだけの問題ですよね?」
駄目だwww
こいつには、あらゆる意味で勝ち目が無いwww
俺「分かった!行くよ!」
晋作君は、にや〜っと笑って、
晋「そうと決まったら、楽しみましょーよ。可愛い女の子とエッチできるんですよ?」
数分後、俺たちは、吉原の高級店にいた。
まず入浴料というのを払うんだけど、これがもう、3万円以上するんだよ。そんで、まだ、「直接、女の子に渡すお金」が必要なんだよ。これが、女の子によっても違う場合があるんだ。5万から7万くらい。
つか、思い出したくないけど、かよさんのデリヘルって最低の時間が確か、40分か50分で、金額が、16000円か18000円だったか。そんなもん。
入浴料とかわけのわからんもんで、三万円以上!!
なんだよ、高級ソープって・・・・。
いる?いった人?
晋作君は俺に十数万渡して、女の子を選んだ。
ボーイ「こちら様は?」
俺「あの・・・小柄な子を・・・」
ボーイ「分かりました。この娘なんか、150cmくらいですよ。」
俺は、写真もロクにみずに、「じゃ、その娘を」と言った。
すまん、かよさん・・・。
俺は何もしないよ。
でも、一度、小柄な子を側で見てみたかったんだよ。
だから、本気では女の子を選んでないよ。
待合室がまた広くて、飲み物もでるし、本も揃ってて、すごいんだよ。
晋作君よりも俺の方が先に呼ばれた。
待合室を出ると、女の子がもう来ていた。
あおい「あおいです〜。(ニコッ)お客さんのお名前はぁ〜?」
俺「お、俺です。」
なんじゃ?こりゃぁぁ〜小柄でめちゃくちゃ、
おっぱい大きくて可愛いじゃんっ!!
あおい「俺さんかぁ〜、よろしくねぇ〜(ニコッ)」
かよさんと同じくらい色白で、唇がすごく綺麗なピンク色で、目がくりっとしていて、アイドルでも通用しそうな可愛さだ。それにすごく笑顔が可愛い。
あおい「部屋まで案内するねぇ〜(ニコッ)」
あおいちゃんは腕を組んできた。
俺「え?あ、あの・・・」
おっぱいが思いっきり当たってるんですけど・・・。
あおいちゃんは俺を見上げて「うふふふふふ〜」って笑うんだ。
あれ?風俗って?
かよさんは、初対面らしく、丁寧語で、距離もとってたし・・・。
俺の中ではソープといっても、デリヘルに本番がついてて、マットがあってみたいな理解だった。しかし、本当の違いは、そういうシステムではなく、見えないところにあったんだよ。
あおいちゃんに案内されて、エレベーターに乗った。
あおい「俺さん♪」
俺「なんですか?」
あおいさんの方を見た、その瞬間だった。
キスされてた・・・。
俺「え?」
と、思うまもなく、首に手を回され、べろちゅーされてた。
俺は、エレベーターの壁まで、とととっと下がってドンって壁に背中がついた。
そしたら、あおいちゃんの手が俺の股間をさわさわ・・・って・・・・
ファーストキスが・・・、そして、初めて女の子にあそこを触られた・・・。
唇の感触が生々しい・・・。そして、柔らかいwww
分かってるよ・・・。俺のファーストキスになんも価値なんてないだろうけど、かよさんの顔が浮かんだ・・・。
つか、かよさん・・・もキスをしてたんだ。
いっぱい、いっぱい、知らない男と。
キスというものの現実を知って、こんな状態だというのに、落ち込みがwww
あおい「ここでぇ〜っす」
部屋に入った。
おお、風呂があって、ベッドがあって・・・。
ソープランドだ・・・。
俺はベッドに座って、落ち着け。落ち着け、ヘタレでいいんだぞ?
と自分に言い聞かせていた。
多分、初めてなら、完全にヘタレだったろう。
だけど、かよさんとの接触で、男としての慣れが出来始めいた俺は、不本意ながら、タテテタ。
で、おれは、かよさんの店のことしかしらないから、最初は世間話なんかすると思ってたんだよね。
そこでヘタレ爆発すると思ってたんだよね。
でも、違ったんだよね。
俺がおどおど座ってると、あおいちゃんがとなりに座って、ニコッって笑ったと思ったら、ズボン下げられて、パクッって・・・。
その間、5秒くらいだよwwww
俺「ええええええ????」
二時間後・・・
晋「どうでしたか???最高でしたわっ!!もう、最高!!あははは!!寿司でも食いに行きます??」
俺、完全レ○プ目・・・。
俺「あの、俺、かよさんに顔向けできないんじゃ・・・。正直言うと、10万も払ってもらって晋作君には悪いけど、何もしなくていいと思ってたんだよね・・・。」
晋「・・・」
俺「でも、あおいちゃんって娘なんだけど、一所懸命サービスしてくれるし、それが当たり前っていう空気に逆らえないというか、悪いな〜って気持ちもあって」
晋「でも、気持ちも良かったでしょ?」
俺「それは否定できないな・・・。」
晋「でも、それでやっとかよさんと付き合う準備が出来たんと違います?」
俺「え?」
晋「かよさんの性格って分かってはります?」
俺「・・・」
晋「俺さん、恋愛もセックルもないんですよね。」
晋「かよさんが、どれだけ俺さんに引け目を感じてるか本当に分かってました?今日の、俺さんの何倍くらい、引け目を感じてるか、分かってますの?」
晋「俺は思うとったんですわ。二人がくっついても絶対に長続きせんって」
俺「・・・」
晋「あのね、男女なんて付き合うより、続く方が、何倍も何倍も難しいんですよ?」
俺「・・・」
晋「俺さん、いつか、風俗やってたことで、かよさんのことを責めないって確信ありますか?真正面から責めんでも、なんらかの形で責めてしまうこともありますよ?」
俺は、あおいちゃんにキスされたときも、かよさんが店でどれだけの男とキスをしたかと思って、へこんだし、あったばかりのときに、嫉妬と言うか、そういう感情で吐いたことを思い出した。
晋「なんで、なんどもチャンスあったのに、かよさんを抱いてやらなかったんですか?」
俺「まぁ、童貞・・・は言い訳にならないな・・・、自信がなかったからだよ。」
晋「いえ、童貞ってのは、言い訳になりますよ。付き合いのある年配の社長さんに聞くとね、昔は、そういう初体験をすませるような仕組みが社会にあったんですって。」
俺「へえ、そうなんだ。」
晋「それが俗にいう、『男になる』っていう奴ですわ。」
俺「なるほど。」
晋「あの子はね、恐ろしいほど一途なんですわ。それやのに、自分にまったく自信がなくて、自分からは全然、よういかん。だから、ガリガリに無理やりされても、あれだけ尽くすんですよ」
俺「・・・・」
晋「あの娘を幸せにするためにはね、純情とか、プラトニックとか違いますんや。ガリガリが浮気しまくっても、あの娘は、つくしとったんですよ?」
俺「確かにそうだなぁ・・・あんなヤリチンなのに、どうして別れなかったんだろ?俺は浮気は、もう二度としないけどな。」
晋「風俗が浮気かどうかは別として、俺さんはほんまに浮気せえへん可能性がありますから、そうすると、かよさんしか知らん男になるでしょ?それはかよさんに負担になるんですよ。」
俺「ええ?どういうこと?」
晋「俺の見たところね、かよさんは、アホっちゅうても、絶対に裏切らないホンマにええ女ですわ。でも、それには条件があるんです。」
俺「条件?」
晋「男も女もね、片方づつやったら、ええ男にもええ女にもなられへんのですわ。俺さんが彼女をええ女にしなあきませんねん。」
俺「うん、それはなんとなく分かる。」
晋「彼女は進む方向を自分で決められませんねん。下手すると、最悪な道でも尽くすため突っ走る娘ですよ?だから、俺さんが決めてやらんといけません。いわ
ゆる「俺について来い!」ですわ。その俺さんが、「かよさんが・・・かよさんが・・・」では、絶対に続きません。」
俺「なるほどなぁwww」
晋「あれ?急に笑い出しましたねwww」
俺「つまり、俺が童貞のままかよさんと上手くいくには、晋作君にどれだけ言われても、っていうか、縁を切っても、吉原なんかについてこない男だったら良かったんだよね?」
晋「ま、まぁ・・・そう・・・ですね・・・wwwでも、ひどいなwwwつーか、さすが俺さんやな。俺が認めた男のことだけあるわ。」
俺「俺はかよさんを幸せにする、絶対にね。そんで、晋作君は親友だよ。他には?」
晋「い、いや、もう、ええですわwww」
俺「うん、じゃあ寿司食べに行こう、いつもごちそうさま。この借りも絶対に返すからね。だから、しばらくは気持ち良く奢られておくよwww」
晋「分かりましたwww」
このとき、やっと晋作君と対等になれたような気がしたんだ。
いや、もちろんまだまだまだまだ敵うわけもないんだけどねwww
晋作君はずっと後に、こんな俺のどこを認めてくれたか語ってくれた。
単なる司馬遼太郎ファンの交流じゃなかったんだよね。
恐ろしい奴だよ。本当に。
俺にとって晋作君ってやっぱ目標になってたんですよ。
この出来事を通して。
でも、絶対に敵わないと思ってたのが、かよさんの為に、彼を切り捨てる・・・って考え方が浮かんだときに、対等になれた気がしたんです。
それに比べたら、ガリガリやスカウトとの対決で得た成長なんかよりももっとすごいものがあったんです。
だから、人生変わったんですwww
これは後の話なんですが、自分の大切なものを守るために、自分の敵わないものに挑むってのが、晋作君が俺を認めた一つなんですけども、それが、場合によっては、晋作君にも挑むことにもなるって言う話をしたんですよ。
やっぱ、あの時点でソープに行くのは不本意でしたから。でも、まぁ、俺が晋作君の提案に、今後、ノーということはないでしょうね。
—
えーっとですね、今日は、最終章のかよさんとのデートを書こうと思っていたんですが、その前にどうしても書かなければならいことがあります。
出来事には、大きな変化はありませんが、あの「空白の二時間」に、僕に何が起こったか?それを書かないと、やはり、「かよさんとのデート」も書けないんです。
今でも、あれなんですけど、そこを書かないと、出来事の真実が伝えられないんです。
だから、やはり書かせてもらいます。
あの「空白の二時間」で、僕の中に起こった心の変化こそ、人生変わった・・・
なんです。
仕事など、立場上の変化も、起こっていくんですが、何よりも、僕の性格と言うか、生き方に大きな影響を与える二時間だったんです。
↓
俺「ちょ、ぉ!ちょっと、ぁ!待って、ぅ!ください、ぁぅ!」
なんじゃぁ!この感触ああああ!!気持ち良過ぎるwwww
あおい「うん?なぁにぃ?(ニコッ)」
あおいちゃんは不思議そうな顔をして俺を見上げた。
俺はズボンをたくしあげながら、
俺「ちょっと、待ってください!俺、こういうところ、初めて(いや、初めてか?)で・・・」
あおい「あらぁ〜、そうなのぉ、可愛いぃ(ニコッ)」
俺「いえ、あの・・・」
風俗行ったら人生変わった【長編】③←イマココ
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