逆に、俺以外の男の前でも、彼女は「女」であるということを
知りました。
自分は遠距離恋愛に自信がありません。今は自信がありません。
彼女が望むなら、遠距離恋愛になるのをきっかけに別れようとも
思っていました。
でも、リナは別れることを望まなかったので、とりあえず別れる
という選択肢は消滅しました。
その代わりといってはなんですが、
「俺だけじゃなくて、もっと他の男にも目を向けてみたら?」
みたいなことをいってみました。
そして、タイミングよく後輩という存在があるということと、
さらにタイミングよく俺の寝取られすきー体質が目覚めた。
といったところかもしれません。
何を書いているのか自分でもよくわからなくなってきました。
遠距離恋愛になってから他の男とコソコソ浮気されるよりも
遠距離恋愛になる前に何かが起こってしまったほうがいいかもしれない。
そんなことを思っているのも事実です。
起こらなければ一番いいし、普通なら
「遠距離になっても浮気するなよな」
とでも言って然るべき場面かもしれませんね。
つまり俺は変態なんでしょうか。
とにかく、2chの皆さんが妄想しているような、3Pだとかスワッピング
だとか、そんな話とはちょっと縁遠いかもしれません。
何度も書きますが、誰でも良いわけではなく、
あの後輩だからなぜか許せるのです。
それは、後輩が童貞であり、俺が
「後輩の童貞卒業を手伝う自分の彼女」
というシチュに興奮してしまう性癖の持ち主だからなのでしょう。
こうやって2chに書きながら、自分の気持ちを整理していると、
「彼女と後輩がSEXする」
ということを自分がマジで望んでいるということに気付きます。
改めてビックリしています。
今から後輩に電話してみます。
確認したいことが山ほどあるんです。
一番確認したいのは、
「ただ単に童貞卒業したかっただけではなく、リナとだからこそSEXしたかったのか?」
ということです。
そして、今もそういう気持ちがあるのか?ということ。
後輩との電話が終わったら、彼女の帰りを待ちます。
リナは看護婦でして、本日は準夜勤というものです。
3時までには帰ると思います。
帰ったら彼女に聞いてみます。
「あの夜、ちょっとだけでも『後輩とSEX』してもいいかな」
って考えたかどうかを聞いてみたいのです。
答えはわかっていますけど、彼女の口から言わせたいのです。
自然体では困るのです。
自然に結ばれては困るのです。
あくまでも「童貞卒業のお手伝い」なのですから。
後輩とリナの返答を検討して、検討して、検討しまくって、
そして何らかの答えを導き出そうと思います。
「SEXしろ」なんてことは言いません。
むしろ、SEXはして欲しくないのですから。
リナが他の男とSEXするのは嫌です。
でも、童貞卒業のお手伝いをするということに関しては
ハァハァなのです。
俺の心の中では「童貞卒業のお手伝い=SEX」ではないのです。
誰がなんと言おうと、そこは違うのです。
後輩には「酔っ払ってるんですか?」と言われました。
超しらふなんですけどね。
とりあえず後輩の気持ちは確認しました。
あとはリナと話すだけです。
さっき、少し遅くなると電話がきました。
そろそろ帰る頃でしょう。
まさか今から、後輩との一件を蒸し返されるとは
思ってもいないはずです。
でも、最近リナはあの夜のことを話すのを嫌がりません。
最初は話すことをすごく嫌がり、ただ謝るだけで「聞かないで、聞いて欲しくない」
とばかり言っていたのですが。
俺が「興奮する」ということを伝えてからは、大胆に何でも話すようになりました。
実演してくれることもあります。
彼女の心の中でも、何かが変わったのかもしれません。
今日もたぶん、全部正直に話してくれると思います。
「後輩とSEXしたいと思ったよ」
って認めると思います。
その言葉を聞いたら、俺は興奮するのかなぁ…。
また報告します。おやすみなさい。
おはようございます。
30日か、31日に、リナと後輩が買い物に行くことになりました。
今のところ決定事項はそれだけです。
俺の心の中では、30日の夜か、31日の昼間に
後輩は童貞卒業の予定です。
とりあえずリナは「ジュン君とSEXしたいかも」と言いました。
そのあとに、「って、春男は私に言わせたいんでしょ?w」
って笑われました。
俺の寝取られすきーは、彼女に見抜かれています。
さすがに自分の彼女が他の男とSEXしているのを
見るのは刺激が強すぎます。
現実的に考えて、覗くのも無理です。
春男です。おはようございます。
日曜日(30日)に、リナと後輩が買い物に行きました。
結果から申し上げますと、リナは後輩の童貞卒業を
手伝ってしまいました。
土曜日の夜は俺はリナと過ごし、次の日、
午前中に後輩が迎えに来て、リナを連れて出て行きました。
「じゃ、行ってくるね」
「すいません、リナさんをお借りしますね」
と、二人は普通に出かけました。
前の晩、リナには後輩の童貞卒業を「手伝え」とも「手伝うな」とも
言いませんでした。
ただ、そういう雰囲気になり、リナもその気になったら、その直前にメールを
送ってくれと言いました。
「えーそんなの無理!なんて送ればいいの!?」
って彼女は笑ってましたが、「そういう雰囲気になんかならない」
とか、「その気になんかならないよ」とか、否定の言葉は口にしませんでした。
俺は、「するかも」とか、そんな一言メルだけでいいよって言いました。
リナは「わかった」とだけ言いました。
後輩にも、リナと「ヤッテイイヨ」とも「ヤルナ」とも言ってません。
リナがその気になったら、そのときは甘えてみれば?なんて
意味ありげに言っておきました。
ただ、無理矢理とかそんなのはリナは望んでないからな!とも
付け足しておきました。
俺は仕事の疲れがたまっていて、2人が出かけていった後も、
リナの部屋で寝てました。
いつのまにか二度寝していたといった感じです。
気付いてみると、午後1時を回っていました。
ようやく頭が回り始め、もしかするとメルが着ているかもしれない
と思いました。
でも、携帯にはメルも着信もありませんでした。
さすがにまだ買い物中だろうか、と思い直しました。
ところが、1時半くらいに2人が帰ってきてしまいました。
後輩は「リナさんにコレ買ってもらっちゃいました」なんて
プレゼントのキーホルダーをさっそく車のキーに付けていました。
リナは「ジュン君の運転恐かったよぉ」なんて言っています。
俺の予想では、買い物 → ラブホ → 童貞卒業のお手伝い でした。
少なくとも、すぐに2人が帰ってくるなどとは夢にも思っていませんでした。
深夜まで帰らないだろうと予測し、俺はリナの部屋でマッタリしてました。
もしかすると2人は、俺がすでに帰っているものだと思い、リナの部屋に
戻ってきたのかもしれません。
考えてみると、2人が俺に内緒で手コキやフェラをしていたのも、この部屋です。
もう一度そんな雰囲気になるとすれば、この部屋以外に考えられません。
2人は昼飯を済ませて帰ってきちゃったというので、部屋を出て行くならこのタイミング
だな、と思った俺は「昼飯食べてちょっと会社に顔出してくるよ」と言いました。
それは、リナと後輩を2人きりにするという合図でした。
2人ともそれはわかっていたと思います。
「じゃ、あとは2人に任せますよ」と意味ありげに言っておきました。
リナはその場の雰囲気を必死に誤魔化そうと
「最近忙しいね、何時くらいに帰ってくるの?」
と」聞いてきます。
「うーん、仕事たまってるから遅いかも。たぶんまっすぐ家に帰るから。」
と、さりげなく「もうこの部屋には戻ってこない」ことを臭わせました。
後輩は「やべぇ、俺もレポート期限迫ってるよ」なんて言ってます。 (←まだ学生)
そして俺はリナの部屋をあとにしました。
もちろん、会社に行くなんてのは嘘です。
徒歩でも15分くらい、リナの部屋から1キロちょっとしか離れていない
自分のアパートへと戻りました。
そしてまた寝ました。
起きたときには夕闇が迫ってきていて、リナからちょうどメールが
届いていました。
「今からお風呂入るね」
最初は(なんだこのメルは?)って感じでしたが、ハッと気付きました。
例の合図なんだと思いました。
今から後輩の童貞卒業のお手伝いをします、ということを彼女なりの
言葉で伝えてきたんだと感じました。
心臓が跳ね上がりました。
起きたばかりで心の準備ができてませんでした。
頼む、もう少し時間をくれ、まだ心の準備ができてない、
もうちょっと待ってくれ!
と、思いながらもすごく勃起していました。
「ちょっと待って、あと1時間待ってください。お願い。」
そんなメールを返していました。
素直な気持ちでした。
土壇場になって、リナが後輩の童貞卒業のお手伝いをすることが
嫌になったわけではありません。それはもうずっと前に決めていたことです。
迷いはありませんでした。
ただ、圧倒的に心の準備ができていなかったのです。
リナと後輩はお風呂に一緒に入るんだろうか、とかそんなことを考えていました。
俺の心の中では、「後輩の童貞卒業のお手伝い」とは
あくまでもリナが主役なんです。
後輩はじっと大人しくしていて、単に勃起したチンポをリナに貸すだけ。
リナはその勃起したチンポを「しかたがないなぁ」といった感じで、
受け入れる。
ただそれだけなんです。
ちょっとチンポ入れさせてあげて、はい童貞卒業です、ってそんなもんです。
でも、そんなわけないんですよね。
「お風呂に入る」というメルが来て、2人は一緒に入るんだろうか?
なんて余計な想像をしたら、いてもたってもいられなくなりました。
まるで恋人同士のように、リナは後輩に優しくしてあげるんだろうか?
後輩がリナに優しくするのは当然ですが、リナもきっと後輩に優しく優しく
接するんだとか考えたら気が狂いそうになりました。
でもすごく興奮してるんです。ハラハラドキドキしながらもその緊張が
ものすごく性的な興奮を伴っているんです。
完全に寝取られすきーなんだな って思った瞬間でした。
「わかった。後でまたメルするね。」
リナからそんなメルが届く頃には俺は部屋を飛び出していました。
部屋で待っていることができずにコンビニへ。そして近くのパチンコ屋へ
入り、あっという間に3000円を使い切りました。
辺りは完全に闇に染まり、俺はリナの住むアパートへと車を走らせました。
先ほどのメルから1時間くらい経過したでしょうか。
俺はリナの住むアパートの近くの公園で、リナからのメルを待っていました。
我慢できなくなり、自分からメルを送りました。
「いいよ。またあとでメルちょうだいね。」
「またあとで」とは、行為を終えたらメルくださいという意味です。
そして、「いいよ。」とはお風呂に入ってもいいよということであり、
つまりは後輩の童貞卒業のお手伝いをしてもいいよ、ってことです。
リナの部屋は、電気が消えていました。
周りの部屋は明かりがともっているのに、そこだけは暗いままでした。
一見、留守のように見えますが、確実にリナは居ます。そして後輩も。
もしかすると、1時間待ってという俺の願いは叶うことなく、すでに
あの部屋でリナと後輩が裸で抱き合っているのではないかと思いました。
「じゃ、お風呂入るね。またメルするね。」
携帯にメルが届きました。もちろんリナから。
そのメールはリナのアパートの近くの公園のベンチで受け取りました。
そして、リナの部屋の一部に明かりが灯りました。
そこは間違いなく、浴室が位置する場所。
あーちゃんと1時間待っててくれたんだなぁ、と安心しました。
それと同時に、浴室以外には電気が灯らないことに、不安を覚えました。
明かりのついている場所に2人が居るとすれば、それは確実に
2人で一緒にお風呂に入るってことです。
リナはお風呂、待ってる後輩は電気もつけずに部屋に居る、なんて状況は
不自然です。どう考えても一緒に浴室に居る、一緒にお風呂に入っているって
考えたほうが自然でした。
ちょっとムカつきました。
童貞卒業のお手伝いは俺が許可したようなもんですが、一緒にお風呂に入るのは
許可してません。
アレはしてもいいけど、コレはしちゃだめ、とか。
もっと細かい制限を設ければよかったなぁ、とか馬鹿なことを考えていました。
リナが後輩の童貞卒業のお手伝いをしているシーンは
何度も何度も想像しました。
それは決まってリナが後輩の上に乗り、騎乗位で体を揺すっている
という構図でした。
(しかたがないなぁ、ちょっと入れさせてあげてもいいかぁ)
みたいな感じで、リナが悪戯っぽく腰を振ってるんです。
さっきも書きましたが、後輩はおとなしくしてるんですよ。
でも、それは間違っていたなと痛切に感じました。
リナは性格上、完全に受け身です。
俺にとって「後輩の童貞卒業のお手伝いをするリナ」というのは
「後輩にエッチなことさせてあげるリナ」
だったんですが、現実は
「後輩にエッチなことをされてしまうリナ」
だったんです。
俺の想像の中で、「騎乗位で後輩の童貞を卒業させてあげているリナ」
は脆くも崩れ落ちました。
そして、騎乗位とはまったく別の体位で「後輩に腰を振られているリナ」
という構図が浮かび上がってきました。
もう嫌で嫌でしかたがなくて。
やっぱり止めさせようとか、そんなことばかり考えて
公園でそわそわしてました。
考えてみると、「童貞卒業のお手伝い」とはどこまでの行為をいうのでしょう。
「童貞卒業」ってどこで卒業なんでしょう。
俺はチンポ入れたら終わりだと思ってました。
もちろん、リナが「もうしょうがないなぁ」って感じで入れさせてあげるんです。
そして、根元まで入れたらそこで終了。
それで、「後輩の童貞卒業のお手伝い」も終了でなくちゃいけません。
俺の想像ではリナはそこで終了しなくちゃいけないんです。
後輩が射精するまでお付き合いする必要なんてまったくないんです。
よくよく考えたら、フェラチオとかそんな行為もいらない。
あの2人絶対フェラとかもするだろうなって、このあいだ手コキ&フェラは
済ませちゃってるんだし、今夜はさも当たり前のように、リナはフェラして
あげるだろうなって思ったら心臓が破裂しそうになりました。
つか、服も脱ぐ必要なし。服を着たまましろと。
後輩は自分でシコシコして勃起させろ。
リナはパンツだけ脱いで、スカートはいたままで後輩の上に乗れ。
で、一瞬だけ入れさせたらそれで終わりにしろ。
そんなことまで細かく制限すればよかった…。_| ̄|○
でももう遅かったのです。
考えれば考えるほど
やっぱりダメとか、今さらそんなことは言い出せないと思いました。
言い出してもそんなの遅かったです。
お風呂に入るのは1時間待っててくれたけど、二人はその1時間
部屋の電気消してたし。暗い部屋でリナと後輩が何やってたかなんて
だいたい想像つくし…。
そんな後悔だらけの俺は公園のベンチでぐったりしてました。
そして、浴室の電気が消えるのです。
浴室の電気が消え、いつもは長風呂のリナにしては
短いなぁと違和感を覚えました。
もしかして後輩がシャワーでも浴びたのかと思いました。
リナは恥ずかしがり屋なので、暗い部屋で待っている可能性も
十分考えられます。SEXのときも必ず電気消してとせがまれますから。
このとき俺の心にひとつの疑問とひとつの明確な答えが浮かびました。
答えのほうは単純なものです。
リナは「後輩の童貞の卒業のお手伝い」をするものだと、
俺はそう思っていたのですが、実はそうではないということ。
「リナは後輩とSEXをしてしまうんだ」ということです。
俺は勝手に、「SEX」と「童貞卒業のお手伝い」を区別して考えていました。
でもそれは間違いでした。
あの2人には、もう童貞卒業などどうでもいいのかもしれない。
リナは後輩の童貞を卒業させるためにSEXさせてあげるのではなく、
後輩とSEXしてみたいと思っているのかもしれません。もはや後輩が
童貞だろうが童貞じゃなかろうが関係ないのかもしれません。
また、後輩も童貞卒業などという目的はどうでもよくて、リナとSEXした
いんだと思います。
そして俺は、そんな2人が求め合うのを阻止するどころか…。
疑問のほうは、自分の心の中で気持ちを整理するのが大変でした。
最初は、なんで今自分はここにいるのだろうか? そんな疑問でした。
それがやがて、自分は何をするためにここに来たんだろうか? に変わりました。
これからリナが他の男とSEXをするというその場所の、わずか20~30mの距離に
自分はなぜ存在しているのか。何を求めているのか…。
「一体誰がお風呂に入ったんだろう、リナ?後輩? それとも2人で?」
それを確かるだけだ、という理由で自分を誤魔化しながら、俺は1歩1歩
リナのアパートへと近寄っていきました。
緊張しました。本当に緊張しました。
できるだけ足音を立てないように、忍び足で近づいていく自分に興奮していました。
わずか数十m先の目的の場所まで、何分くらいかかったのでしょう。
汗びっしょりでした。
目的の場所はもちろんリナの部屋です。
正確にいえば、リナの部屋の一番大きな窓の近く。
出窓のでっぱりと、エアコンの室外機のあいだに俺は身を潜め
座り込みました。ここなら、近くを通りかかった人に発見される心配もありません。
完全に不審者と化した俺は、暗闇の中で異常なほど昂ぶっていました。
室外機がウィンウィンと唸りをあげていました。
その日は暑かったので、リナはエアコンを使っていたようです。
または、エアコンを使わなくちゃいけない理由があったのでしょう。
窓を閉め切り、カーテンを閉ざし、声が漏れないように…とでも
考えたのでしょうか。それも、俺がこうして忍び寄り、聞き耳を立てることを
予測してのこと?
最近の俺の寝取られすきーぶりを承知しているリナなら、予測していても
おかしくないかな、と思いました。
リナの部屋はアパート1階の一番外側に面しており、
外に面している分、他の部屋よりも窓が多いという造りでした。
浴室にも60センチ四方の窓がついており、パステルカラーの
小さなブラインドがもともと設置されていました。
エアコンの室外機の音がウルサすぎ、中の様子をうかがい知ることを
あきらめざるをえなかった俺の次の目的地は、その浴室の窓でした。
再び足音を忍ばせ、1歩1歩移動します。
息も止めました。誰かに見張られているような、そんな被害妄想が
俺の心を支配しました。
でも、これから見張ろうとしているのは俺のほうです。
自分の彼女がこれから後輩とどんな行為に及ぶのか、それを
こっそり見張ろうとしているのです。
そう、俺はそのためにここに来たんです。ようやく開き直れました。
もう自分を誤魔化す必要もありません。
俺は自分の彼女が他の男とSEXして、気持ち良さそうに喘ぐ声を聞きに来たのです。
浴室の近くまで来たときに、ズキズキとチンポの根元が痛くなりました。
さっきからずっとずっと勃起したまま。ここにきて更に膨張しようとでもいうのか
ズボンがきつく感じるほどでした。
そして忍び足で亀頭が擦れてしまい、1歩踏み出すたびに微妙な快感を尿道口
付近に感じました。
完全に変態の領域に足を踏み入れてしまっていると、自分で自覚できました。
ちょっと見上げるくらいの位置にまで、浴室の窓が近づいてきました。
本当は見上げるほど高いところに位置しているわけではないのですが、
中腰で忍び足という泥棒スタイルの俺には高く感じたのでしょうか。
チャポン と、浴槽の中でお湯が波打つような音がしました。
予想はしていました。
浴室の明かりは消えていましたが、まだ2人が一緒に浴室に居るのは
俺にはわかっていたんです。
恥ずかしがり屋のリナは、俺と一緒にお風呂に入るときも電気を消して入ります。
浴室の電気が消えるのがあまりにも早かったので、リナが電気を消すように
後輩に頼んだんだなって思ってました。
あるいは、先に後輩が浴室で待っていて、リナがあとから現れたのかもしれません。
もちろん裸で。そして、恥ずかしいから電気を消してから入って来たのでしょう。
五感を研ぎ澄まし、中の様子を伺いました。
最初に聞こえてきたのは、自分の鼓動でした。
心臓の響きが聞こえてきたのではありません。
耳たぶあたりで、ザクッザクッっと脈打つのです。
それから、自分の荒い息遣いに気付きました。
そして、男女のささやくような小さな声が聞こえました。
そのときになってようやく嫉妬を覚えました。
後輩とリナが一夜を過ごしたと知ったときも、一夜を過ごすだけでなく
手コキやフェラという行為をしていたという事実を知らされたときも、あまり感じる
ことがなかった「嫉妬」という感情が芽生えました。
それは、今リナが他の男の前で服を着ていないという、ただそれだけへの
感情でした。リナが他の男にその肉体を晒しているということへの猛烈な
ヤキモチでした。
リナは、「顔には自信がないけど、体には自信があるわ♪」なんて
冗談っぽく言う時があります。
俺は顔も好きです。
が、もちろん体はもっと好きだったりします。
リナはスタイル抜群なんです。
その体を後輩がじろじろ見ているのかと思うと、メチャメチャ苦しかった。
正直、殺意を覚えました。
でも、他の男の前で、裸になってしまっているリナにはハァハァなんです。
不思議でした。
いつのことだったか。
後輩がヤングマガジンの水着グラビアを見て、「たまんねぇ体だなぁ」
なんてボソッと言っていました。熊田曜子とかいうアイドルだったと思います。
俺も見せてもらいましたが、はっきり言ってリナのほうがイイ体をしていました。
その頃はもちろんリナと後輩は面識などなかったので、
「俺の彼女のほうがナイスバディだな…」
なんていう俺に対して、後輩は
「マジですか!超うらやましいっす!」
って言ってた気がします。
そんな後輩の目の前に、今、リナが裸でいるんです。
グラビアなんかとちがって、触ったりもできるんです。
触るどころか、SEXもできちゃうわけなんですが、
今後輩はSEXのことまで頭が働いていないことでしょう。
リナの綺麗な体に圧倒されていることでしょう。
そして俺は、浴室の外で不思議なことを考えているのです。
「もっと、その体を後輩に見せつけてやれ」とか
「後輩を興奮させてやれ」「おっぱい触らせてやれ」
なんて、そんなことを考えているのでした。
もっと後輩を挑発して、もっともっとリナがイヤラシイ視線を浴びると
いいなぁ、なんてそんな願望もありました。
俺はたぶん、リナを、リナの体を見せびらかしたかったのかも。
俺の彼女はこんなにすごい体をしているんだぞと、他の男に声を大にして
言いたかったのかも。
そして、後輩は女慣れしていない童貞ということもあり、格好の標的だった
のかもしれません。
今さらながら、そんなことを思いました。
リナと後輩がSEXするのは嫌なんです。
これは確かです。
でも、後輩がリナとSEXしたいとか、リナに童貞を奪って欲しい
とか言うことに関しては、嫌じゃないんです。
むしろ、リナがそういう目で見られることに対しては優越感すら感じます。
リナが、後輩とエッチしたいかも、って思うことに関しては、嫌なことは嫌
なんです。けれども、リナが後輩にフェラと手コキをしたときのあの興奮を考えると
100%嫌とは言い切れません。
整理すると、リナが他の男に性的な目で見られることに俺は興奮するようです。
そして、リナが他の男のオカズにされるような、そんな状況を望んでしまうようです。
浴室の外で聞き耳を立てながら、複雑な気持ちでイッパイでした。
「スゴ… りなさ… 緊張し…」
「ジュン君… なんか… 恥ず…」
わずかに聞こえてくる断片的な言葉たち。
このままでいいのか?この2人が一線を超える前に止めなくてもいいのか!?
そんなことも考えました。
でも、このまま二人の行為をこっそり見張っていたいという気持ちのほうが強かった。
俺は自分が嫌になってきて、これ以上その場にいることはできませんでした。
逃げるようにして、車に戻りました。
運転席でタバコを吸っては消し、吸っては消し。
それからは、浴室と車を何度も何度も行ったり来たりの往復でした。
様子を見に行きたい、けれど、そんな自分が嫌になる。
様子を見に来てはみたものの、これ以上耐えられない。
俺のそんな心の葛藤も知らずに、リナと後輩のテンションは
少しずつ上がっているような気がしました。
まず、リナがよく笑うようになりました。
「キャハハ♪」なんて声が浴室に響いていました。
後輩は、「リナさん」ではなく、「リナちゃん」なんて呼んでました。
ムカつきました。
そんなところにムカついてしまう、自分にもムカつきました。
長い長いお風呂でした。
そのあと、車と浴室を何度も何度も行ったり来たりして
いるうちに、シャワーの音しか聞こえなくなるんです。
それからは、浴室の外に俺はくぎ付けでした。
聞こえなくなると、聞きたくなるんです。
中の様子がわからなくなると、知りたくなるんです。
聞きたいような、知りたいような。
でも知りたくないような聞きたくないような。
そんな微妙な心境で、車と浴室のあいだを往復していたのですが、
シャワーの音しか聞こえなくなった途端、興奮は最高潮に達しました。
明らかに浴室内部の様子が変わったと、敏感に察知しました。
それまでは、互いの体を洗いッこしているような明るい声が響いてました。
そんな楽しそうな様子を、俺は30分以上も盗み聞きしてたんです。
興奮と嫉妬に包まれながら。
最初は沈黙が訪れました。
俺は、今2人はキスしているんじゃないかなって、そう思ってました。
いくらなんでも、フェラはまだ早いだろって、そんな気がしました。
でも、フェラよりも、キスしてるんじゃないかなって想像するほうが、
精神的にキツかったです。心臓が締め付けられました。
かと言って、浴室に響き渡るようなフェラチオの音が聞こえてきても
それはそれで嫌ですけれど。
浴槽でお湯が波打つような、チャポン という音が、
キスで互いの唇を吸い合う音のようにも、
フェラでチンポを吸い上げる音のようにも聞こえました。
あるいは、最初からお湯が波打つ音などではなく、そのどちらかの
音だったのかもしれません。
それからリナが何かを囁くような声が聞こえ、シャワーの音しか
聞こえなくなりました。
耳を澄ましました。
念には念を入れて、壁に耳をつけたりもしました。
シャワーの流れ落ちる音の合間に、リナの切ない吐息が
混じっていました。
そして喘ぎ声…。
実際に聞こえたのか、それとも聞こえたような気がしただけ
なのか。
それとも、喘ぎ声を出さないように、リナは必死に我慢しているのでしょうか。
シャワーの音が止んだかと思ったら、
静かすぎるほど静かに2人は浴室を出て行きました。
扉を開け閉めする音が聞こえ、気付いてみたらいつのまにか
2人がいなくなってたという感じでした。
俺は空っぽの浴室に向かって、一体何分くらい聞き耳を立て、
そして緊張していたのでしょうか。
今考えると、すごく間抜けです。
浴室にはもういないと気付いた俺は、またしても出窓の
そばに忍び寄り、そして陣取りました。
エアコンの室外機が相変わらずうるさくて。
けれどもその雑音が俺の気配をも消してくれているような
気がして、居心地が良かったかもしれません。
時折通る車のヘッドライトが辺りを照らすたびに、心臓が
ドキドキしました。
中の様子がまったくわからないのと、自分のしていることに
いい加減疲れてしまったのとで、俺は車に戻ることにしました。
何度も何度も振り向いて、リナの電気のついていない部屋を
眺めました。
その頃には、もう、リナが後輩とSEXをしてしまうということには
抵抗がありませんでした。
興味を失ったような、気が抜けた感がありました。
俺の興味は、他の男とSEXをしてしまうリナではなく、他の男と
SEXをしているリナへと移り変わっていました。
今どんなことをしているのか、どんなことをされているのか、
どんなことをしてあげているのか。
気になって気になって、俺は車に戻ってから携帯を握り締めました。
携帯の時計は、確か午後10:00前後を示していたと思います。
最初の「お風呂に入る」というメルが届き、1時間ほど待ってもらって
実際に2人が一緒にお風呂に入ったのが8時頃でしょうか?
ずいぶん長いお風呂でした。1時間半くらいは浴室にいたはずです。
シャワーの音で中の様子は掻き消されていましたが、もしかすると
2人は浴室で結ばれてしまったのではないかとも思いました。
音が響かないようにシャワーの音で誤魔化していた?
恥ずかしがり屋のリナならそんなことを思いつきそうだとも感じました。
でも、リナの性格をもう少し深く考えてみると、後輩の初体験の場を
浴室に設定するとは思えませんでした。
シャワーを出しっぱなしにしていたのは、明らかに声や音が漏れないよう
細工したものだと思われます。それを考えると、浴室で限りなくSEXに近い
行為はしていたと推測できるのですが、リナの性格を考えれば浴室で挿入まで
許すとは思えませんでした。
きっと、初挿入はベッドの上。間違いなく体位は正上位だ。
そんなことを考えていたら、浴室を後にして数分後の「今」がまさに
その時なんではないかと思い、背筋がゾクゾクしました。
後輩が、俺の彼女で童貞を卒業しようとしている。
実際はどういう心境であの2人がSEXをしようとしているのか、
その辺はサッパリわかりません。
ですが、このときの俺の心は、自分の彼女が、いや自分の彼女の体が
他の男の性欲処理に利用されてしまうような感覚に支配されていました。
それがとてつもなく嫌なようでいて、されどものすごい興奮も伴うんです。
リナに電話をしました。
気付いたときには短縮ダイヤルでリナに発信していたんです。
呼び出し音が聞こえます。
電源を切られているかとも思いましたが、繋がりました。
かと言って、電話に出られても何を話したらいいのかもわかりません。
何のために電話をしているのか、自分でもわかっていない状態でしたから。
猛烈に我慢できなくて。
そこにリナが存在していることを確かめたいような。
他の男とSEXをしているのかもしれないけれども、君は俺の彼女なんだと、
俺は君を愛しているんだと。
そんな気持ちで胸が張り裂けそうでした。
リナは電話に出ませんでした。
何で出ない?出れないような状態なのか?真っ最中なのか?
電話に気付かないくらい夢中なの?
もちろんマナーモードに設定されていたことでしょう。
部屋の片隅でブルブルバイブが震えるのには彼女も
気付いているはずです。ずっと鳴らしていましたから。
でも出ない。
なぜか、電話が繋がらないことで安心する俺もいました。
電話に出る気がないのではなく、出れない。
俺同様にリナも、何を話したらいいのかわからずに
出れなかったんだと。
俺にはそう思えました。
決して、後輩とのSEXに夢中で電話に出ることができなかったとか、
そういうのではないと思いました。
俺がそう思いたかっただけなのかもしれませんが。
「電話に出てくれ」
そんな一言をリナに送りつけ、1分くらい待ってもう一度
リナに電話をしました。
あれだけ長い間携帯を鳴らされ、その直後にメルが届いたら、
リナの性格を考えれば、絶対にメルチェックするはずでした。
案の定、呼び出し音1回目でリナが出ました。
「もしもし。」
心なしか声のトーンが低いリナ。
「あ、俺だけど、春男。」
「うん。」
「終わったらメルくれると思ってたんだけど、なかなか届かないから…
電話しちゃった。」
まだ終わってないとは思いながらも、そんなことを言ってしまいました。
「あ、ああ、うん。メルするね…。」
「あ、ああ、ああ。そういうことか、まだ終わってないってことなんだね…。」
「え…あ、う、うん…。そういうことになるね…。」
というよりも、つまり、今、SEXしてたんだよね?って。
メルを確認する直前まで、後輩からチンポ入れられてたんだよね?って。
一番聞きたいのは、もっとも確認したいのはソレだったんですけど、
さすがにそれは聞けなかった。
たとえ聞いたとしても、リナはハッキリ「してた。」なんて言えないだろうけど。
言葉を濁し、誤魔化したり、そんなリナなんだろうけど。
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