暇だから語る
11 :名無しさん@おーぷん :2015/05/23(土)22:21:03 ID:H0Z(主)
とりあえず当時の、俺と彼女のスペック。
俺(春樹)
大学生。フツメン。頭も運動も普通。ちょっとコミュ症。
彩(あや)
俺の彼女。細身で色白。手足が長くて折れそうなほど細い。貧乳。勉強は普通。でも頭は悪い。運動神経は良い。コミュ力はそこそこ。
指原に似てるとか言われてた。個人的には そっちよりも、なあ坊豆腐って子に似てた。
パッと見はわからないけど、かなり変な子だった。
夏目有人帳が好き。
見た目のキリッとした印象と違ってアホの子。
16 :名無しさん@おーぷん :2015/05/23(土)22:23:37 ID:H0Z(主)
彩とは中学が同じで、その頃から割と仲が良かった。
高校も同じだった。
けれど高校では俺が少し内向的になったこともあり、そこまで絡みは多くなかった。
大学で同じ学科になり、お互い周りに知り合いもいなかったから、行動を共にするようになった。
それで自然と仲良くなり、向こうから告白された。
中学の時から好きだったと言われて驚いた。
「というかるっきー(俺)が いたからこの学部にした、みたいなとこあるからね」
「マジで?」
「うん。大学も最初は他のとこ行こうかと思ってた」と言われた。
彩は俺のことを『るっきー』と呼んだ。
24 :名無しさん@おーぷん :2015/05/23(土)22:25:57 ID:H0Z(主)
俺は大学で新しい友人が出来なかった。
俺が多少コミュ症ということもあるが、半分以上は彩のせいでもあった。
学科が同じだから卒業に必要な単位も同じ。だから全く同じ授業を登録して、大学では いつも一緒だった。
必修以外の授業は合わせる必要はなかったけど、彩が同じほうがいいと言って、一緒に授業を組んだ。
「だって そのほうが一緒にいられるじゃんクロードヴァンダム」
「レポートも二分の一の労力で済むしね」
「あー、そんなこと言う〜? ならレポート見してあげないよ」
「逆に彩が見せてって泣きついて来そうな気がするんですが……」
「助け合いは大事だと思いますはい」
俺は公衆の面前で あまりイチャツキたくなかったが、彩が俺にべったりだった。
人前でも平気で腕を絡めて来たりした。
最初は少し恥ずかしかったけど、正直悪い気はしなかったので強くは拒まなかった。
そして慣れって怖いもので、そのうち あまり恥ずかしいとも思わなくなって来た。
周りから見ればバカップルだったと思う。
31 :名無しさん@おーぷん :2015/05/23(土)22:27:56 ID:H0Z(主)
授業で一番後ろの席に座った時のこと。
隣の席の彩が、体を密着させてきた。
それと同時に足を絡めてくる。太ももと太ももが擦れてくすぐったい。
「なんかドキドキするね」
すぐそこのニーソとスカートの間から見える白い肌が気になって授業どころではない。
彩が太ももをこすり付けるように小刻みに動かしてくる。
授業中なのにムラムラしてしまう。
彩は悪戯っぽい笑みを浮かべている。
「あれれぇー、るっきーのここ、硬くなってない?」
ズボンの上から やさしい手つきで下腹部をさすってくる。かなりヤバい。
「授業中なのに勃起しちゃったんだ〜?」
お前のせいだよと言いたくなる。綾の手が気持ち良くてますます硬くなる。
「どんどん硬くなって来てるね」
さらに体全体をこっちにもたれさせて、耳元で囁いた。
「私も……変な気分になってきちゃった…………」
こちらを挑発するような声色。
もうたまらんと思い、二人で授業を抜け出し彩の家に向かった。
俺は実家から通っていたけど、彩は大学近くのレ○パレスで一人暮らしをしていた。
彩の家に着くとすぐに押し倒した。
「やんっ! るっきー大胆!」
鍵もかけずに そのままセックスした。
かなり燃えて、二、三回戦までやった。
こんなことばかりしていたから、必修以外の単位をかなりの数落としてしまった。必修だけは頑張った。
彩はバカだから必修の授業も関係なく、授業中にちょっかいをかけてこようとしたから軽く叱った。俺だって我慢するの大変なのに。
「だってるっきーがイジリたくなるような顔をしてるからいけないんだもん」
よくわからない拗ね方をしていた。
35 :名無しさん@おーぷん :2015/05/23(土)22:30:16 ID:H0Z(主)
正直俺達はちょっと浮いていた。
けれど他にもっとヘンテコな学生がいたので助かった。田舎のヤンキーみたいな学生もいた。ビジュアル系目指してんのかってやつもいた。もちろん普通のやつも大勢いたけど。
ホントに自由な学科だった。
留学生も そこそこいた。
韓国からの留学生のカン君は とても優秀な学生だった。というか日本に来る学生って ほとんどが優秀な気がする。俺が大学で会った留学生は全員優秀だった。
カン君は顔が映画俳優みたいに整っていて、背も高かった。背が高いから細く見えるけど、筋肉もついていた。いわゆる痩せマッチョだった。
しかも四カ国語が喋れた。韓国語、英語、中国語、日本語。あとドイツ語が ほんのちょっと。でも日本語が時々おかしい時があった。もしかすると英語と中国語も そのレベルなのかもしれない。
コミュニケーション能力は すごく高かった。いつも人の輪の中心にいた。
授業でも、積極的に質問していた。他の学生は誰も質問しないのにカン君だけが質問するから教員からも気に入られていた。
アジアの学生って勤勉だけど おとなしい学生が多かったからカン君は珍しいタイプだと思う。
真面目だけど陽気で おとぼけたところがあって、みんなから愛されるキャラだった。
俺にとってもカン君は、大学の中で話しやすいほうだった。
38 :名無しさん@おーぷん :2015/05/23(土)22:32:51 ID:H0Z(主)
彩が一人暮らししてたので、綾の部屋に泊まることもあった。壁に夏目有人帳のポスターが張ってあった。
付き合い立ての頃は、綾の部屋で発情期の猿みたいにヤリまくった。
お互い初カレ初カノだったこともあり、セックスの快楽に溺れた。
セックスを覚えて思ったことが、オナニーと違って それなりに体力を消費するということだった。
ただ、その疲れや気怠さも心地よかった。激しく絡み合ったあとに二人でグテーってだらけるのは悪くなかった。
お互い汗かいて生まれたままの姿のままで抱き合ったりしてた。
一緒に風呂を入ったりもした。
洗いっこしてるうちに またムラムラして延長戦に突入することもあった。
二人とも獣みたいだった。
それでも出来るだけ、綾の部屋に泊まるのは避けようとはした。彩は一緒に住みたがっていたけど。
一緒に生活したり、泊まりっぱなしになると、どこまでも堕落していくような気がしたから。
ただ、俺は流されやすいタイプなので、彩に甘えられると、泊まる予定じゃない日も ついつい泊まってしまうことが多々あった。
そのうち彩の部屋には二人分の服、下着と歯ブラシが完備されるようになってしまった。
43 :名無しさん@おーぷん :2015/05/23(土)22:36:24 ID:H0Z(主)
同じ理由でバイトは違うものを選んだ。
バイトまで同じにすると、ホントに24時間一緒に居ることになってしまう。
別にずっと一緒にいるのが嫌だったわけじゃない。むしろ俺も彩と同じで四六時中一緒にいたかった。
けど さっき言ったように堕落しすぎるのが嫌だったし、なにより飽きられるのが怖かった。
少しは二人でいない時間があったほうが関係が長く続くと思った。
45 :名無しさん@おーぷん :2015/05/23(土)22:37:46 ID:H0Z(主)
あの頃は毎日のようにイチャイチャしてた。
寝ながらテレビを見ていたら、彩が足下に転がって来た。
そして俺のズボンを脱がす。すぐ後にパンツも脱がされる。
「ご開帳〜」
「え、なに?」
俺の足に股がって、チンコを鷲掴みする。くすぐったかったけど、彩の手は ひんやりして心地よかった。たまをにぎにぎされる。
「立て! 立つんだジョー!」
「…………」
彩はセックスの時も よくわからないネタをぶっこんでくる。
「クララのバカ! 何よ、意気地なし!」
彩のちんこを触る動きが激しくなる。片方の手でたまをにぎったまま、もう片方の手で陰茎をしごかれる。
彩の手が気持ち良くて勃起してしまう。
「クララが立った!」
「お前、それが言いたかっただけだろ」
「あはは」
皮を剥かれ、亀頭を指で撫でられる。
尿道口に沿うように、冷たい指を這わせる。それが気持ち良くて ちんこがビクビクって反応してしまう。
48 :名無しさん@おーぷん :2015/05/23(土)22:38:46 ID:H0Z(主)
「るっきー感じてるんだね〜」
彩がちんこに顔を近づけ、フッと息をふきかける。
「お、またピクピクしてる、ちゅっ」
ちんこにキスされた。
「いただきます、あむ」
そして そのままパクッとちんこをくわえてくる。湿った感覚が亀頭を包む。冷たい手に比べて口の中は少し温かかった。
彩はフェラが好きみたいだった。頼まなくても今みたいに ちんこをくわえてくることがよくあった。
ちんこから口を放す。彩の唾液で表面が湿っていた。
彩の舌がちんこを舐め回す。亀頭と竿の境目の敏感な部分を、舌がちろちろと舐めてくる。裏筋を刺激されると思わず反応してしまう。
「あはっ、るっきーここが弱いみたいね」
彩が悪戯っぽい笑顔を浮かべる。
「舐める度にびくびくしてるよ」
ぱくっと、彩の口がちんこを包む。亀頭をくわえた状態で、舌をせわしなく動かしてくる。
イキそうになったので、慌てて口からひっこぬく。
彩はSなのかMなのかよくわからなかった。
普段はちょいSっぽかったけど、セックス中はMっぽい時もあった。
「私のこと、壊してくれてもいいのよ、ふふふ」
「頭は すでに壊れてるようですね」
「誰の頭がぽんこつかっ!」
「あれ?彩ってMだっけ?」
「るっきー相手ならMでもSでもいけるんです」
「さいですか」
「ただ今日は、激しく犯されたい気分…………なんてね」
彩がはにかむ。自分で言った言葉で、照れているようだった。
俺の嗜虐心に火がついてしまう。彩を四つん這いにさせる。
「この格好、犬みたいで恥ずかしいね」
後ろから彩のま○こに挿入する。俺のち○こが彩の肉をかき分けてズブリズブリと奥に入っていく。
「あっ………なんかこの体勢だと犯されてるって感じがするっ」
正直凄く興奮した。
バックで犯しながら彩のお尻を叩いた。
「あんっ」
最初は軽めに叩いてたけど、俺も段々調子に乗って来て、結構べしばし強めに叩いた。
叩く度に彩が きゃんきゃん鳴いた。
情けないことに、俺は興奮しすぎて すぐイってしまった。
「今日のるっきーは激しかったね」
たまにはこんなプレイもいいかな、と思ってしまった。
53 :名無しさん@おーぷん :2015/05/23(土)22:42:14 ID:H0Z(主)
…
「ち○この写真とっていい?」
「はい?」
セックスが終わって裸で寝転がっている時に、いきなり携帯のレンズを向けて来た。
「ハイチーズ」
「ちょっ」
シャッター音がした。
「撮ったどー」
「なにやってんの?」
「こういうの、ハメ撮りって言うんだっけ」
「普通逆でしょうが」
「はい、チーズ」
「え」
またしてもシャッター音。
「るっきーの恥ずかしい写真ゲットォオオオオオオオ!!」
「マジでなにやってんの?」
「私と別れたら このるっきーの恥ずかしい写真バラまくから」
「こわっ」
「これでるっきーは私と別れられないね」
「陰湿だな……」
そんなことしなくても俺は別れるつもりなんてないよ、と思ったけど黙っておいた。
「代わりに私の恥ずかしい写真撮ってくれてもいいのよ」
「別にいいよ」
「がーん」
ホントは撮りたかったけど、なんか強がって断ってしまった。俺は変な意地を張ることがよくあった。
57 :名無しさん@おーぷん :2015/05/23(土)22:44:06 ID:H0Z(主)
おもむろに彩が、俺のちんこの根っこの部分を掴んでぐるぐると振り回してきた。
「ヘリコプタ―」
「やめろ」
あまりのバカっぷりに思わず吹いてしまう。
「これってもの凄く早く回転させたら空も飛べそうじゃない?」
「飛べるか」
絵面を想像したらシュールすぎた。
「きっと今は〜自由に〜空も飛べるはず〜」
彩が ちんこを振り回しながらスピッツの名曲を口ずさむ。
「名曲を穢すな」
「あはは、るっきーの名曲レイプ」
「俺じゃねえだろっ」
「でも頑張れば飛べそうじゃん?」
「頑張っても無理です」
「努力は人を裏切らない」
「そんなことで努力したくない」
「うーん、やっぱりちんコプターは無理かなー」
「なんだよそれ」
「秘密道具みたいでしょ?」
「どらえもんが頭にちんこ乗せて飛んでたら嫌だろ」
「…………それは嫌かも」
想像したらしかった。苦笑いを浮かべた。
「でも るっきーがちんこぷたーで飛んでたら面白い」
「俺はそんな飛び方したくないよ」
当時から薄々思ってたけど、振り返って見るとホントにバカップルだったんだなと思う。
痛くて、恥ずかしい二人だったけど、それが心地よかった。
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